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お 知 ら せ


■ 宮城県栗原市内のため池で池干しをします 

 宮城県伊豆沼・内沼では,何者かによって放流されたブラックバスが1996年ごろから大繁殖するようになり,その年の秋には絶滅危惧種ゼニタナゴなど在来魚が,前年の1/100以下にまで激減しました。同時期に,沼の集水域にあるため池にも,ブラックバスが何者かにより次々と放流され,水系全体の在来生態系が危機的状況に陥りました。伊豆沼・内沼では2004年からボランティアによるブラックバス駆除活動(バス・バスターズ)が行われるようになり,沼ではブラックバスの減少に呼応して小魚やエビが少しずつ回復してきています。伊豆沼・内沼では,一時絶滅していたゼニタナゴが復活してきました。
 伊豆沼・内沼だけでなく,水系全体からブラックバスを根絶させるために,集水域のため池でも池干しによりブラックバス駆除が行われてきました。ため池における駆除は,ため池そのものの生態系を回復させるだけでなく,下流にある沼へのブラックバスの供給源を断つ意味合いもあります。今年は9月末以降に,栗原市内の東沢などにあるため池数ヶ所で池干しを行います。



向田ため池での池干し(2019年11月27日)



 ため池や自然環境に興味のある方なら,どなたでも自由に参加可能です。ブラックバスのほか,コイやフナなどがどなたでも大量に捕れます。皆さんの参加をお待ちしています! 参加を希望される方は,ナマズのがっこう,または伊豆沼・内沼サンクチュアリーセンター(下記メールアドレス)にご連絡ください。実施は天候次第です。直前になって雨の予報に変わったら延期もあり得ます。ご連絡くださった方にはあらためて決行日をお知らせします。
 この活動は,宮城県北部で池干しや生き物調査などを広く行っている,「ナマズのがっこう」が実施するものです。水生生物保全協会はこの活動に協力しています。

【実施日】 2021年9月以降(予定)
* 当日と,そのあと数日間,降雨の可能性の低い日に決行できるよう計画しています。詳細についてはお問合せください。

【お問合せ】
ナマズのがっこう
  mail to:
(公財) 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団
  mail to:
  〒989-5504 宮城県栗原市若柳字上畑岡敷味17-2
  TEL 0228-33-2216 担当:藤本


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