ご 報 告
■ 宮城県栗原市内のため池で池干しが行われました 2023年11月24日に,栗原市内の太田山塚沢にあるため池で,池干しが行われました。この池では,2013年11月14日に池干しにより319匹のブラックバスの駆除が行われました。その後,2019年,2021年,2022年と三角網とセルビンによる調査が行われ,小魚やエビ類がたくさん捕れましたが,ブラックバスは見つかりませんでした。小魚やエビがいることはバスがいないしるし ![]() ![]() 山塚沢ため池での池干し(2023年11月24日) ![]() 駆除されたブラックバス この活動は,宮城県北部で池干しや生き物調査などを広く行っている,「ナマズのがっこう」が実施するものです。水生生物保全協会は(公財)宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団とともに,この活動に協力しています。 ![]() ブラックバス(標準和名オオクチバス,学名=Micropterus nigricans) 北米原産で魚食性の大型淡水魚。スズキに近い仲間。ルアー釣りの対象として全国で盛んに放流された。生態系への悪影響が大きいため,生きた個体の飼育,譲渡,運搬,放流が法律(外来生物法)で禁止されている。ただし,漁業権のある水域や釣り堀など,特別に許可を得たところに向けて,許可を得た種苗が流通している。それ以外の違法な放流は今でも後を絶たない。写真は2019年の池干しで駆除した個体。
■ 本件の問い合わせ先 (一社)水生生物保全協会 |